元請の憂鬱と大罪

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東京先港、大阪後港の船があったとする。(FO、大阪揚切りでのオフハイヤー船) 荷主は二港にかかわらず同一である。
ところが、東京が満庫の為に、船を東京港外で2日間に渡り沖待ちさせた結果、大阪入港は当初より2日遅れて、日曜の朝になったとしましょう。船会社は日曜揚げ切りを希望。この場合、大阪で日曜に荷役を行うに当たりかかる割増料金は、誰が払うかという問題が起こったなら・・・。

@沖待ちの要因を作った東京の元請に請求。
A入港遅れは当然船会社の責任(東京の元請と船会社が協議するが)、請求は船会社へ。
B(大阪元請は月曜荷役でかまわないのに)あくまでも荷主の要望で日曜荷役をやるのだから、荷主へ請求。
C船が遅れるのは自然の摂理だから、費用は当該(大阪)元請が負担する。
@〜Cまでのどれでしょうか?

つづきは、

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