Heavy Cargo Operation
重量物荷役 1. Lifting

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荷役には、コンテナや液体、箱物、鋼材、バラ積、冷凍貨物など貨物によってさまざまな難しさがあると思いますが、重量物荷役をやる場合は、トリムやスタビリティー計算はもちろん、重量物吊り上げ時の傾斜角、Sling強度、甲板強度、Securing強度などを計算し、絵も描かないといけないので面倒くさい。
積んだはいいが、ondeckに貨物の脚を直接溶接したなどと平気で言っているポートキャプテンに出くわしたことがあります。恐ろしいことをする人が世の中にはいるものです。
たまたま船が揺れないで目的地まで行けたのでしょう。絶対に揺れないならSecuringなども要りませんから、それでもよかったのでしょうけど、相当度胸のある方です。しかしながら、通常そんな保障はできないので、みんな必死のぱっちでLashingを何十本もとり、Stopperを溶接します。安全に度胸は全く必要ありません。
安全に重点を置いて、まずは重量物の荷役要領について説明してまいります。
まずは、重量物船が貨物を吊り上げる

つづきは、

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